アシスタントの是非

この前、ヒマだったので漫画の開拓(新刊漁り)したことの話。
5作ほどみつくろって表紙買いしたのは良いんだけど、その中に
ハレルヤオーバードライブ!』(高田康太郎
っていう、最近何かと人気の部活動漫画+バンド漫画という割と旬な題材のやつを買った。
先に脱線すると、最近妙に部活動漫画ってのが盛んで、しかも今まで漫画にされてこなかった題材であるところの、
薙刀部の「あさひなぐ」・書道部の「とめはねっ!」・弓道の「カイチュー!」・女子サッカー(正確には男女混合だけど)の「蹴球少女」・理系(物理部、科学部)部の「℃りけい。」・ビーチバレー部の「シュガービーチ」etc・・・挙げるとキリがねーぞ!
・・・とまあ、こういうのが増えてる。
それを書店も青春やろうぜ!みたいな感じのコンセプトでコーナー設けてたりするのたま〜〜に見るね。

話を戻すと、そのハレルヤ〜は、作風?コマ割り?話の魅せ方?がなーんか、どっかで見たような既視感があった。
謎の違和感を払拭する第3巻の単行本カバー。そこには、
ハヤテのごとく!」でおなじみの畑イラストが描かれていちゃったのでした。
ハレルヤの作者はハヤテの伊澄登場付近から向こう3年アシスタントをやっていたらしく、そこで畑君から学んだ(盗んだっていうと語弊あるか)ノウハウが漫画にフィードバックされていたっぽかった。

それを最も感じた漫画内での魅せ方に、キャラが何か長い説明をするとき、キャラを映さずその周辺の景色のみを映して、誰かの目線に立った様な感覚を付加させる演出法がハヤテのごとく!内では度々でてくるんだけども、そのあたりが非常にそっくり。

ほかに、作中でツンとデレで萌えさせるタイミングが似てたり、意味も無く話を急にトントン進めることがある、困難に立ちはだかってキャラが成長とともに乗り越えていく描写がイマイチ(要するに苦労を描かずアッサリ次にいっちゃう)とか。

他の作品でもそんなのあるだろ?って思うかもしれんが、読めばわかる、あれはすげー畑君っぽい。

そんな2作品の圧倒的違い(ハレルヤ目線)
・初期を除いて絵が師匠よりうまい。(線がやわらかめ)
・巨乳がいる(ハヤテはほぼ絶壁、もしくは乳硬そう・・・ww)
・キャラの立ち絵構図がバリエーションある
・話しが突拍子も無い進み方をしすぎる(なんだかんだハヤテのほうが道筋そってるか・・?それか技量なのかどうなのか)
・布とか髪の毛の動きが良い(特にパンツが師匠特性の和紙仕様じゃない)

↑見る限り、ハレルヤ贔屓でハヤテこけおろしてるように見えるかもしれないが、俺はハヤテ信者ですし、いいんちょさん大好きちゅっちゅ俺の嫁なのです。

誰のアシスタントにつくかで、その人の作風も影響受けてかわっていったりするもんなんだなあ〜、とおもったのでした。
ちなみに適当に買った残りの4作品はタイトルを伏せたくなるような、そんな感じでした。