漫画をおおいに語ろう①

あれ、この新しいブログになってから何気に漫画の内容について触れたことてないんじゃなかろうか?
ということで、おおいに漫画を語りたい衝動です。
超長文ですが

先日より、あまりの量に、ついに、ついに漫画の大処分を行ったわけですが、概ね1000冊ちょっとを売却、譲渡しました。
これは辛い、なにせ、漫画を処分するということは、わが身を削ぎ落とすに同義なようなもんなので・・・。
ですが、言いたい!

決して、無駄に手を離れていった漫画など一冊もない!
求めている人の下へわたっていったので、まあよしとしよう。
さて、ずいぶんとガラリとなってしまったわが蔵書棚の一角。
やっぱり、そこを埋めたくなっちゃうのは漫画コレクターの性だよw

というわけで、またまた実家帰省中の俺は愛車にまたがり、前回日記に登場した『じっぷじっぷ』へ。
新作、新連載の漫画を手当たりしだい買い込む俺であった。


今年は、上半期とくに面白いと思えた作品には出会っていなかった。
のだが。
下半期の漫画の面白さはなんなんだろうか!つぶ揃いというのはこういうことを言うのかな!?
特に面白かった作品を、↓でご紹介。

と、その前に。
俺は漫画は大きく分けて、4種類の基準を設けていて、そこから漫画を選んでいたりする。

  1. 作者が読者を楽しませようと描いている漫画
  2. 作者の趣味、興味の対象をモチーフにして描いている漫画
  3. 作者が妄想を好きなように描いて読者に見せる漫画(あくまで良い意味で)
  4. ただ仕事として漫画を描いている、もしくは描かされているような漫画

①に属する漫画ってのは、週刊少年漫画に当てはまる場合が多いとおもいます。エンターテイナー。(ONE PIECEよつばとなど)
俺が好きなのは、②に属する漫画。奇をてらったような題材の漫画は大体これ、例外もあるけども。
王様の仕立て屋もやしもんノノノノなどがこういうところに属しているのかな、と個人的に判断している。
③も好きなジャンル。萌えはここに含まれるけど、萌え漫画は④にも含まれたりする。でも、面白さが違うよね。何度も読みたくなる萌え漫画とそうじゃない量産型には、こう、感覚的にだけどものすごい差があるのを感じる。
キャラクターの良さ、独特の世界観が映える作品が多いですよね。
④は、問題外、論外、そりゃ漫画家も仕事だし慈善事業じゃないから仕方ないが、こういうのは、俺は買わないし読まない。たまに、途中からこれに変わっちゃってるような漫画もあるが、その場合、途中で買うのがとまる。作品名は挙げないけど。
何様だよ、ってなるだろうが、つまらないもんはつまらないので・・・。


で。そんな判断基準のもと、
今回買った新作漫画の中で、ピカイチだとおもった漫画を3つ。

恋愛怪談サヨコさん
ああ探偵事務所の関崎さんの新作。
霊媒体質のサヨコさんと、そのサヨコさんに取り付いている800体の超個性的な幽霊、そしてサヨコさんに惚れられてしまったごく普通の大学生のお話。
関崎さんは、キャラクターの見た目を、『アク』が強すぎるくらいに特徴的に描く。だが、それがいい
そして、ギャグ絵と真面目絵のバランスが良くて、話も短編構成でだれない。


ぎんぎつね
正直いって、内容は和風萌え漫画+雰囲気妖怪漫画(もっけとか、蟲師みたいな)から萌えと面白さを抜いたような、微妙な仕上がりだったりするうえに、登場する『人間』に魅力がない。のだけども、
『神使』、神社の狛犬や稲荷様、猿神のキャラクターの仕草、表情、キャラの強さは、相当なものだとおもう。
これは、作者デビュー作のようだけど、よくここまで良い見た目というか、キャラ付けができたもんだなあ・・・と。
コマの中の神使の動きを見ているだけでも、十分おもしろい。
というか、そこだけが魅力かもw人間、内容自体は、本当・・・微妙・・・・。


ジゼル・アラン
個人的にこれが一番面白かった。(個人的に、と入れるのは、以前Romanという漫画を某スレの住人に勧めて袋叩きにあって以来、予防線の意味で加えている、そんな後ろめたい理由があったりする;^^)
なんといっても、その世界観。まるで中世にいるかのような気分にさせる舞台。
登場人物の魅力さ、決して特徴的な見た目じゃないのに、みんなキャラが立っているし、なにより絵のタッチが世界観にジャスト。
ジゼルの行動が、危なっかしくて、萌え絵でもないのにやたら萌える。っていうか服装が萌える。なんか萌えとか使っちゃうと安っぽくなっちゃうだろうけど、萌えるもんは萌える。
何より、読んでてストレスの溜まる展開が無いのが個人的に一番のツボだった。後味スッキリ、内容も多くは語らないけど、明確に伝わってくるし。
文句なし!オススメの一品に間違いございません!
強いてあげるなら、掲載誌がマイナーすぎることかな!
もし、影響されて買った人、詰まんなかったらごめんなさいね、自己責任でどうぞよろしく。

文字打つの、疲れた。